今週のシャヴァアサナの時間のヨガ話は、
スーパーモデルでもありハリウッド女優でもある
クリスティー・ターリントンとヨガについてのストーリーと
『真の美しさ』 についてのお話をしています。
スーパーモデルでもありハリウッド女優でもある
クリスティー・ターリントンとヨガについてのストーリーと
『真の美しさ』 についてのお話をしています。
(今週は木曜日のクラスがお休みなので、前回のダライラマに続き、連続UPです)
クリスティ・ターリントンと言えば、VOGUEやELLEなどの表紙を飾る花的存在。
もちろん外見もスタイルも美しい方なんですが、外見だけではなく
内面からナチュラルにイキイキと輝いている、しなやかで優しい印象の中にも
しっかりと強い一本の芯が通っている女性です。
こういう彼女の言葉があります。
"Beauty is truth. Truth beauty"
美の真実は自分の内側にある。
「美」というものは、外見の美しさではなく、
内面からにじみ出てくるもの、自然と溢れ出てくるもの・・。
ヨガとの出会いによって、彼女は「本当の美しさ」に目覚めて
彼女の人生は今まで以上に更に開花し、幸せに満ち溢れたものになりました。
女性だけでなく、男性も同様に、より美しく幸せに生きるためには
ヨガが一番簡単でベストな方法だと、彼女は言っています。
そういう彼女も、ヨガを始める前は、自分のキャリア(モデル・女優業)というものに
希望を失いかけていました。 自分の外見・容姿・装飾的な美しさだけで
脚光を浴びながら、人々を気持ちよくさせる仕事に疑問を感じ始めていたのです。
また当時、彼女は非常に人気のある売れっ子モデルだったので、
毎日世界中を駆け回り、非常に多忙なライフスタイルの中でストレスも溜まり
人生に疲れ切っており、自分の存在意義が見出せなくなっていた。
そんな中で、自分自身の内面・精神的な生活をもっと充実させたいと
思うようになり、そこでたまたま出会ったのがヨガだったのです。
体を動かすヨガだけではなく、瞑想やマントラも毎日欠かさず行うようになりました。
ヨガの種(種子)が、彼女の中にいったん植え付けられると
彼女の内側の何かがかすかに芽生え始め、失望しかけていた自分のモデルとしての
キャリアにも新しい目的意識が生まれ、自分の仕事にもハッピーな状態で
取り組めるようになったと言います。
それはヨガのある一つの教えから得た気付きで起こった変化でもありました。
古くから伝わるヨガの知恵(ヴェーダ)の中に、こういう考え方があります。
「神様が自分に与えてくれたものを最大限に利用すること。それが自分自身のためにも、
世の中のため、みんなのためにも一番いい影響をもたらす。」というもの。
人間はそれぞれ特別な使命を持って生まれてくる。
だから、神様は一人一人を違った風に、それぞれを個性的に創造したのだ。
それぞれ得意な分野も、生まれつき備わった素質も体型も顔も、みんな違う。
自分に与えられた“才能”や“素質”を、利己的な目的ではなく、みんなの役に立つように
生かしていくことで、全体に非常にいい影響を与えることができる。
その教えを通じて、彼女は自分のモデル・女優としての使命を再認識し、
「あ~これでいいんだ!」と、自分自身に与えられた役割、そしてありのままの自分を
すごくハッピーに感じることができるようになったのです。
彼女は、ヨガに傾倒していく中で、自分のモデルとしての才能や経験も生かし、
スポーツメーカー、プーマとのコラボによるヨガウェア「ヌアラ」や、
アーユルヴェーダの原理に基づいたスキンケア化粧品「スンダリ」をプロデュースしたり
ヨガの精神を取り入れたナチュラルなライフスタイルを提案し成功を収めています。
そこで得た収入を慈善活動に役立てたり寄付したりと、利己的な目的だけではなく
全体としてよくなるように、喜んで人のために行為をするようにもなりました。
素敵なヨギーニ(ヨガをする女性のこと)であり、実業家であり、
カルマヨギー(無償の行為、奉仕を喜んでする人のこと)ですね。
私も、常々思うのです。
自分はとびきり絶世の美女でもなく、飛び抜けた才能に恵まれているわけでもなく、
「美」とは残念ながら程遠い、生まれ持って まぁ、いたって普通の人です。
でも、ヨガをやっていると、こんな自分でもまぁええかぁ、良い部分も悪い部分も
どうしようもないことも色々あるけど、それも全部ひっくるめて私の完成品なわけで、
良くも悪くも、ありのまま自然体の状態で “完全”なのかな~と、
そうやってこんな自分を、なんとか受け入れられるようになり、そして同様に
周りの色んな事や人(苦手や嫌いだったこと)も自然に受け入れられるようになり
なんだか気付いたら幸せかも~!という生き方に、ヨガのおかげでなりつつあります。
ヨガは肉体的なポーズから得るもの以上に、沢山のものを与えてくれるものです。
マットの上 (on the mat)で身体を動かすのも気持ちがいいし楽しいけれど、
マットの外(off the mat)で、どうヨガを生かしていくか・・ それもとても大事。
普段の生活の中にもヨガの精神を生かしていくことで、自分の内側からハッピーになって
それが自然と表情にもにじみ出てきて、存在自体が美しく輝いてくる。
ヨガが身体と心に深く浸透すればする程、真の美しさ(スピリット)に近づいていける。
そんな気がしています。
美しくなることは、ヨガをする「目的」なのではなく、ヨガが生み出す「副産物」です。
インナービューティ・ナチュラルビューティとは、一生懸命追い求めるものではなく、
意外と気付いたら手に入っているものなのかもしれませんね。
“自然体で輝いてる状態”のことだから・・。
ヨガに限らず、好きなことをやっている時、何かに熱中したり真剣に打ち込んでいる時
心から楽しんで何かに取り組む時は、きっとみんなそれぞれ素敵に輝いている。
だから、ヨガじゃなくても何でもいいんだと思います。「自分らしさ」を光らせれることなら。
好きなこと、ワクワクすること、得意なこと、自分にぴったり合ってるな~って思うことを
どんどんやっていけば、それが最終的に「美」という結果を自然に生み出すことになる
のではないでしょうか。
「美」については、まだまだ未解明・・・。 神秘 そして 永遠のテーマです。
(参考文献: ヨガジャーナルvol.1 クリスティターリントンの記事)